本を書くときに心がけていること
これまで3冊のビジネス書を書いているのですが、心がけていることが何かという質問があったので書いてみます。
なぜ書くかとつながっているところもあるのですが、なぜ本を書くのかという話は、また別の記事にでも書こうと思います。
心がけている3つのこと
1 読者の役に立つこと
2 わかりやすいこと
3 実践につながること
他にもないこともないですが、主にこの3つです。
読者の役に立つこと
まず、何より読者の役に立つことを書こうと思っていますね。
お金を払って買うわけですから、役に立たないことを書いても仕方がないというか、ビジネス書の場合は、エンターテイメントとは違う部分としては、役に立つ、ビジネスや仕事に活きる、こういうことがあると思います。
だから、目標達成などに役立つこと。そういうことを書こうと思っています。
たとえば、こちらの本は、「時短」の話です。ムダを減らして、生産的になれば、早く家に帰れるというのもありますし、 儲けも増えますよね。
その基本的なところを、わたしの体験から書いています。
わかりやすいこと
また、わかりやすいことも心がけています。
心がけているというか、わかりやすく書かないと、多くの人には読んでもらえないというのはあるでしょう。
わたしは読む立場なら、少しむずかしいぐらいの本が良いと思っていますが、多くの人はわからないことは理解しようとはしてくれないというところがあります。編集者の人に、もっとわかりやすくと言われることも多いですね。
むずかしい本を読もうとする人は、少数ですから、売れない。売れなければ、読まれませんしね。
逆に、わかりやすい本であれば、読もうとする人は多いです。
よく書評や感想などに、「こんなことは知っている」というようなことを書く人がいますが、わかりにくいことは書いてもわかってもらえないから、ビジネス書などは知っていてわかりそうな話を書いている面はあります。もっとわかりにくくて、知らないことを書いてもよいでしょうし、そういう本もありますが、なかなか読んでくれる人は多くはないでしょう。
そして、わかりやすければ、実行にもつながるので、そういう意味でもわかりやすい、簡単というのは、あえて意識してやっています。
実行につながること
あとは、実行につながるように書いています。行動が大切と言われていますが、なかなか行動する人は多くはない。
だから、なるべく行動をしやすいような、むずかしくなくて、すぐできそうなことを書いています。
ビジネス書やノウハウ本は、読んで終わりだともったいない。 使ってこそなのですが、なかなかそのハードルを越えられない人は多いようです。
だから、あえてむずかしくない方法や考え方を書いているというのはあります。
この本も、続けたいけれども続けられない人、変わりたいけれども変われない人に書いています。そういう人に、わかりにくいむずかしいことを書いても、実行にはつながりにくいでしょう。だから、いわゆる「できる人」には物足りないとしても、 簡単にできる工夫や考え方を書いています。
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想定している読者の人が、読んであとに、どうなるか、を考えて書いていますね。
おもしろかったけれども、使っていない。売れたけれども、結局やっていない。そうならないようになると良いなと思いながら、わたしは書いています。