「察してほしい」気持ちをなくせば夫婦喧嘩は8割減る - はなこのブログ。
たしかにそうですよね。
言わないとわからないことは多いです。仕事で結構多いのは、締め切りを言わないというのはありますよね。いつまでに仕上げるかを伝えないばかりに終わっていないとか。明日中とはいつかとかもあります。締め切りの時間を伝えないと仕事はまずいですよね。
言い方もありますし、言った言わないということもありますが。
「自分が正しい」をやめると、人間関係はスムーズに行く
人間関係ということで言うと、「自分が正しい」をやめると、人間関係は比較的スムーズに行くことが多いですね。
逆に言うと、「自分が正しい」と考えていると、他人が間違っていると思ってしまうというか、思っていないとしても、相手は「否定されている・批判されている・非難されている」と感じてしまうこともあります。
- 作者: アービンジャーインスティチュート,金森重樹,冨永星
- 出版社/メーカー: 大和書房
- 発売日: 2006/10/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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このあたりは、この本を読むとよくわかるのですが、「自分は間違っていない。正しい」と主張することは、自分を守るためという動機があったり、単にそう思っているから言っているだけということもあるでしょう。
ただ、そう言われた側は、「攻撃されている」感じに受け取ってしまうことがある。
だから、発信側は、自分が正しいということを表現したり、相手が間違っているということを伝えないほうが良いでしょうね。
「ハリネズミのジレンマ」のように、自分は間違っていないと伝えることが、丸まって針を出すことになって、相手が近づこうとすると痛い思いをしてしまうことがあるわけです。
では、どうするか?
より良いは何か?協力するにはどうすると良いか?
だから、批判はしないで、より良くするには?協力するには?という視点から考えたり、表現すると良いですよね。
たとえば、言った言わないという話がよくありますが、そういう話になったら、言った言わない問題は置いておいて、どうすると仕事なり関係なりが良くなるかを話す。
「批判より提案を」というのは、こういうことだと思います。
ただ批判してくる相手に「批判より提案を」と言っても、相手は批判について批判されていると感じることもあるので、「どうしたら良いと思う?」と質問すると良いですよね。
そして答えがもらえたら、さらに良くなりそうなアイデアをこちらも出してみる。
ブレインストーミングで「批判禁止」というルールがあるのですが、一般的な人間関係では「批判はしない」というほうが人間関係は悪化しにくいでしょう。
ブレストと人間関係改善は共通しているところがありますよね。良いアイデアを出すことと良い人間関係を作ることは、結局人間がやることですから、共通しているところがあるのかもしれませんね。
批判をする相手には
まあ、それでもわかってもらえないこともあると思います。そういうときはありますが、それはそれで良いのだと思います。
「相手の課題」と考えると、ラクになりますね。
アドラー心理学では、自分の課題と相手の課題を分けて考えるというのがあります。自分が相手との関係を良くしようと考えているのであれば、相手がある意味どういうようにしていてもそれは「相手の課題」です。相手には、どういうことを考えて行動するかの「自由がある」。それは尊重する。
自分は必要なことを行う
でも、
自分は「自分は正しい」をやめる。批判しない。提案する。
こうやって行くと、相手が少なくとも関係を作って、より良い仕事をしたいとかより良い関係を作りたいと思っている人であれば、言い方はどうであれ、最低限の行動はしてくれるでしょう。言葉やコミュニケーションはもちろん大事なのですが、行動をしてくれないことがとくに仕事では困りますよね。
それでも、自分は必要なことを行う。自分の感じていることは、相手を批判しないで、伝えていく。動かない相手には、相手が動くポイントに合わせて「あなたはもっとできるはずなのに、残念だな。」とか、「一緒に、より良いモノをつくりましょう」とか。
伝え方を考えたい方は、こんな本が参考になりますね。
こういうことができるようになると
相手も変わるということもあるのですが、自分が変わります。気持ち良く毎日が過ごしやすくなりますね。
否定も批判もしないけれど、仕事などを進められる自分であると気持ち良いです。まあ、グチぐらいはあると思いますが、人間関係や仕事がうまく回りやすくなるので、そういうことも減っていきます。
「自分は正しい」をやめて「みんなでより良く」と考えていくと、問題がなくなるわけではないのですが、あの人が嫌いとかあの人が批判してくるという考え方や受け取り方が減っていくので、いろいろとスムーズに行きやすくなりますね。
「相手は変えられないから、自分を変える」というのは、たぶんこういうことなのだろうと思います。
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